JUMP UP / スーパーカーYahoo!トピックスで10代の選ぶラブソング賞に青山テルマさんが選ばれたというニュースを見て、思い出すのがこのアルバム。
このアルバムは1stまでのイメージを全部なかったことにするぐらいの変貌を遂げた名作なわけなのですが、歌詞の面でもイシワタリ氏によるその当時の同世代に向けられた辛辣でもあり鋭いメッセージがナカコーのけだるい声にのって流れた瞬間に「あー、俺らのバンドだ」みたいな感覚を感じました。
まあ、そんなのは勝手な思い込みなわけですがこれ以降はエレクトロニカに傾倒していくスーパーカー。
レディオヘッドと一緒でそういう業界のトレンドにいち早く敏感だったのかもしれません。
あとこのアルバムに好きなのはナカコーの声に一番感情を感じられるんですよね。
このあとは人間の出涸らしみたいな生きてるんだか死んでるんだかわからないボーカルばっかになっちゃうんだけど、サンデーピープルとかマイガールのボーカルは最高だと思います。
スーパーカーってその先進性とかメッセージ性が取り沙汰されることは多いと思うのですが、このアルバムに関してはナカコーのボーカルは褒めてあげるべきです。
めちゃくちゃ上手いとかじゃないんだけど、バブル後の冷めた世代と言われる我々の特徴が良く現れている歌い方だと思うんだけどなぁ。
今回は動画探したけどお目当てだった「My Girl」がなかったです。
人気ないんですかね?
たしかナカコーがなにかを喋ってて、それに字幕が表示されている、みたいなPVでした。
この曲は「愛の歌が愛を歌うだけで間に合うなら」ってフレーズはいいなぁと思いました。
日本のラブソングって結局スーパーカーが皮肉った時代からより保守的になっていっちゃって今じゃヤンキーもラブソング聞いちゃって実はいい奴のフリみたいになっちゃってるみたいな、そこに自己愛すら感じてしまうみたいな、うわー別に見たくない物見せられてるなぁ感が強まってきている気がするのはどうでもいい話です。
バンドの経歴的には路線変更の真っ只中で好みが分かれるアルバムかもしれませんが、サンデーピープルとマイガールが入っているだけでこのアルバムを聞く価値があると思います。