■ Fantastic OT9 / 奥田民生相変わらず歌詞でも「どこにいこう?」とか旅人のような世界観を漂わせるOT。
カバーアルバムでどんなに売れている邦楽のバンドでもこの人の世界観が出せなかったのはこの根無し草感と枯れっぷりからきているのかも。
今回は『GOLDBLEND』以降のブルース、カントリー調のロックを基本としたUSロックはなりを潜め、ストレートな印象。
個人的にはGOLDBLEND以来の収穫。
おっ!?と思う名曲はありませんが、聞きやすいアルバムでした。
野球日本代表のテーマ・ソングにもなった「無限の風」のちょっと気合入ってしまってる感がこのいい具合に力の抜けたアルバムにちょっとそぐわない気もする。
奇をてらった感は全く無いですが、ストレートなメロディーの楽曲の合間に挟まれる「愛のボート」「いつもそう」「今から海を」などの静かな曲の耳に残る感が地味に好き。
これでトロフィーみたいな最高の曲が最後に入ってたら本当に最高。
ちょっと尾を引くような閉め方がOTっぽい気がするんですが、いかがですか?