
【あらすじ】BIG!になるため讃岐を飛び出した男――松井香助(コースケ)(31才)。田舎暮らしに嫌気がさした香助は父親と大喧嘩した挙句、NYへ……。だが、案の定、武者修行も夢半ばで挫折。たっぷり背負った借金に追われながらの凱旋?帰国。大嫌いだった故郷では、いつも心配ばかりかけ通しの優しい姉と、うどんを打つことしか知らないガンコな親父、昔のままの友人たち、世話好きな近所のおばちゃん、そして、温かい「うどん」が待っていた。そんな香助が、タウン情報誌編集者・恭子とともにひょんなことから出会った「うどん」の魅力は、次第に大きな湯気を立ち上げ日本中を包み込む!?
以下感想。
監督が前に見て面白かったサマータイムマシーンブルースの方と聞いていたので楽しみにしていました。
しかし…
前作では効果的に機能していた作品としてのハイテンションが全く機能していなかったように感じました。
現在の讃岐うどんブームを夢破れた男の再起への道を通じて描いていくという視点は大変良かったと思いますが、いかんせんテーマに対しての愛情よりも香川県への愛情が先行してこの映画を撮ろうと思ったのではないかと思えるぐらいうどんへの造詣が浅い。
途中、幾度となく挿入される意味のない(とワタクシは感じた)特撮シーンなどは時間稼ぎにしか思えなかった。
讃岐うどんブームを異常なまでの盛り上がりを描く、という意味では正しかったのかもしれませんが。
香川県出身の俳優を使うために作ったシーンなのかなとか、トータス使ったのはこの歌歌わせるためなのかな、いやトータスだからあえてこのシーン作ったのかなとか思いながら物語が進行してしまいました。
ブームの発祥となったとこの映画で語られているタウン誌のうどん屋への取材も単なる美味しそうなうどん屋をダイジェストで紹介しているようなシーンに成り下がっていたし。
もっとこう、苦労したエピソードとか親父がうどん屋やってるんだから主人公は親に聞いたりしないのかよ?とかしないのかと。
幾ら親と仲悪いといっても製麺所の息子があんなに知識なくていいのかと。
そうかと思えば、終盤に親子の絆を描いたシーンが来たり(それもベタベタなカンジの)。
一体何が主題だったのだろうかとしばし視聴者が困惑します。
オチもオチでそういう終わりで本当にいいのかと頭を抱えるというか…(;´Д`)
個人的によかったのはサマータイムマシーンブルースの登場人物が出ていた点。
これは単純に前作が好きだったのでおっ!?と。
あとはやっぱりうどんが食べたくなりますね。
要約するとなんなんだろう、結局うどんマンセーでブームを煽る一部マスコミを多少批判して終わったというカンジでしょうか。
あまり観た映画のことを批判したくはありませんが、コンセプトから失敗していた感が拭えないそんな映画でした。