ASIAN KUNG-FU GENERATION / ファンクラブ

ワタクシが好きな言葉でザゼンボーイズの向井さんが連呼する「生の実感だけは持っておこう」というのがある。
アジカンのニューアルバムはどこか希薄になりがちなその感覚と向き合った作品なのだと思う。
今までの作品より圧倒的に内省的な内容の歌詞が多く、作品全体も多分どの人が聞いても「今までより暗いですな」というカンジだろう。
しかし、今までのような勢いだけの部分を極力そぎ落としたメロディーがとにかく素晴らしい。
特に今回はドラムなどのリズム隊が引っ張る曲が目立つ。
シャウトが減って疾走感が薄れたことを嘆くファンも多いと思うが、これは一人で部屋にいる時にヘッドホンとかしながら聞くアルバムだと思う。
そんな風に変わっていく中で一つ、唯一つ彼らが変わらない支柱があるとすれば「半径5メートルの現実感」だろう。
揺らがないなぁ、アジカンはと聞いていて嬉しくなった。
オススメは
シングルカットされた曲は全て、M1「暗号のワルツ」M4「桜草」M8「バタフライ」