電波男 / 本田 透

「負け犬」っていうのが流行語に選ばれたりしてた頃から、何を基準に負けだの勝ちだのと思ってたんですが、この本読んでたら負け犬って言われてる人たちって負けたぁ降参!じゃなくって負けたぁ、どうしてくれんだ男達よ!って思ってるらしいですね。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工工って感じるわけですが、この本はそれに対して「俺らはあんた達なんて何とも思ってないんで関わらないでくださいお願いします」とネタ混じりにしてるわけですよ。
正直、ワタクシはあんまり2次元の女の子に興味はないのですが、昨今のオタ排斥は偏見の固まりだなと感じてはいました。
実際、負け犬といわれる女性が自身の社会的立場を維持するためにオタクを差別する流れはこの本を読んでみてもとても納得がいくものでした。
彼女達は自分達が負け犬と言われるまでに立場が悪くなった時には、自分達が見向きもしなかった為にオタクになった男性に対してその責めを負わせるわけです。
彼らにこそ自分達が負け犬と言われる原因があるのであり、自分達は責めを受ける謂れは無いと。
( ´∀`);y=ー(゚д゚)・∵. ターンですよ、マジで。
オタクが今まで「自分達がモテないのは女が悪いからだ!」と言ったことがあるでしょうか!
正直、無いですよ!!
むしろ自省内省挙句の果てにひきこもりという極めて内世界で止めてるんですよ。
この本はオタクと言われる男性達の心情を代弁した作品です。
単なる自己弁護ともとれるかもしれません。
でも作者は自分がオタクになったことを社会に責任を取れと訴えているわけではない。
自分が現実の女に受け入れられないというのなら、俺は別の道を行くぜ?だから止めてくれるなと言ってるだけですよ。
変に妥協したりしないその姿勢にワタクシは漢を感じました。
あと作中に何度も登場するザ・スミスの引用がとても印象的でした。
良いフレーズ知ってるなぁ。
また聴きたくなってきましたよ。